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2010年 03月 19日
chauffer
静岡のギャラリーSensenchiでの写真企画展に今年も参加。
昨年のテーマは、「卵」。今年は「あたためる」。
2010/3/27〜4/11(土・日のみ) 13:00〜17:00
# by peuleu2 | 2010-03-19 00:32 | 写真
2010年 03月 16日
déplacement de la terre 004
3月16日(火)、琵琶湖疏水の再通水の撮影。

昨夜の大雨で、幸い雨はあがり、曇り空の下、高速で大津に急ぐ。
9:00 大津の疏水事務所前に集合。機材の準備。
9:30 岡本所長、到着。車を事務所の中に入れ、撮影ポイントを決める。
どう水が入ってくるか、まったくわからないので、セッティングにあせる。
9:55 10時と聞いていたのに、5分早まって開門。
セッティングを終えてすぐ、あっというまに水が口を開いた水門から流入。
最初の水の先端をずっと追いかけたかったが、地理的にも体制的にも不可能。
しかし、ざあっと流入してきた水の感触は、確実に身体に残る。
きびすを返して、小関越えで藤尾に向かう。
10:10  第一トンネル出口に到着。まにあう。
第一トンネルは長さ2436m。この日は、通常6t/sのところ、2t/sの水量という。
水路が濡れているので、水の流速は予測される1.5m/sより多少早まる。
とすると、トンネル通過に約1500秒。
水路に降りて、真っ正面から水が出てくるところを撮りたかったが、職員に制止される。
やむなく護岸壁の下段の上から、カメラをセッティング。
かたずをのんで、水が出てくるのを待つ。

水量の増加は思ったより早く圧倒的で、もし水路に降りていたら、たいへんな目に会っていただろう。
あわてていて、自分のカメラをもって降りるのを忘れた。
だが、けっして後戻りしない水の流れとともにあった時間は、かけがいのない体験だった。
時間もおそらくこんな感じで圧倒的に流れているのだろう。
決して流れをさかのぼることはできない。

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借りた機材を同女に返却に行った帰り道、
長岡京の小畑川沿いの住宅地で、動く土の山にのぼる。

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MERP 004
place: 34°55'N, 135°40'E(長岡京市こがねが丘1丁目)
date: 2010/03/16
# by peuleu2 | 2010-03-16 22:38 | 動く土
2010年 03月 07日
jour de prunier
jour de prunier_d0141644_1749147.jpg

心月院梅峰明善居士。

# by peuleu2 | 2010-03-07 17:50 | 観察
2010年 02月 24日
déplacement de la terre 003
déplacement de la terre 003_d0141644_19342689.jpg
やはり「動く土・リサーチプロジェクト Moving Earth Research Project/MERP」を正式に始めることを決意。

昨秋、科研に応募するときに思いついたアイデアだが、やはり面白いと確信するようになった。
自分の中でリアリティを持つようになったということだろう。
どう作品に結びつくのかわからないが、当分続けていって、得るものはあるような気がする。

科研、とれたら弾みがつくのだが。
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MERP 003
place: 34°58'N, 135°39'E(京都市西京区大枝沓掛町)
date: 2010/02/24
# by peuleu2 | 2010-02-24 23:59 | 動く土
2010年 02月 20日
déplacement de la terre 002 / trace de l'eau_2
déplacement de la terre 002 / trace de l\'eau_2_d0141644_215342.jpg
2010年2月15日(月)
疏水事務所にて、19日の第一トンネル撮影について、岡本所長と打ち合わせ。
撮影の日程と場所、段取りを決める。
岡本所長に第一竪坑の案内板のデザインの相談を受ける。
これはまた引き受けねばなるまい。

事務所横の運河に、土嚢がずらりと積まれていた。岩壁補修のため、水をせき止めているという。
このところずっと、大地から切り離された土のゆくえが気になっている。
やはり、フォークリフトだけでなく、ユンボの運転資格も取る必要があるか。

déplacement de la terre 002 / trace de l\'eau_2_d0141644_2175630.jpg
MERP 002
place: 35° 00'N, 135°46'E(京都市左京区聖護院蓮華蔵町35)
date: 2010/02/20

déplacement de la terre 002 / trace de l\'eau_2_d0141644_2221048.jpg
第一疏水第一トンネルへの水路。
水が少し残っている。
19日、ここに撮影に入る。

déplacement de la terre 002 / trace de l\'eau_2_d0141644_2243381.jpg

2月19日(金)午前10時。
ロンドンのRCAから来た美術家・デザイナーチーム4名を含め、総勢13名の調査隊。ほかに水道局の美人職員さんもいっしょ。
第一トンネルは全長2400m。直線のため、出口の光が見える。
疏水事務所の岡本所長と足立係長がフォローしてくれる。
なんともありがたい。

近代都市基盤となった明治期の治水系土木遺産に入るのは、神戸の湊川隧道(1901年8月竣工)に次いで、これで2度目。
そういえば、湊川隧道との出会いとなった新開地アートブックプロジェクトは、いみじくも「まちの地質調査」を使命としていた。自分から言い出したわけではないが。
「芸術」などの文化の上澄みより、それを生み出す基盤や構造に魅かれるのは、どうしようもない性分なのだろう。
だから仕事が地味なのだ・・・




# by peuleu2 | 2010-02-20 02:43 | 動く土