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2010年 05月 11日
@KCUA Café_1: Sauver la terre
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連休明けから、いよいよ大藪さんの家屋の解体がはじまった。
土塀の土はいただけることになっていたが、横の門屋の壁土もすばらしいので、松尾工務所にお願いしてみたら、快く解体業者の吉井工務店に話してくれた。
吉井工務店の社長はいい人で、4日だけ解体を待ってくれることになった。
それまでに土をできるだけ運び出さねばならない。
幸い、芸大のテーマ演習「つちのいえ」の受講者が比較的多いので、
彼らの協力もあおぎながら、連日、土の救出に取り組む。
by peuleu2 | 2010-05-11 23:19 | 動く土
2010年 05月 08日
prospectus d'un concert de bienfaisance
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クラムジカの中村典子先生に頼まれてデザインした。
典子先生はじつに活動的だ。
by peuleu2 | 2010-05-08 23:31 | デザイン
2010年 05月 07日
couverture de Linus, encore une fois
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中原浩大が、夏の「Trouble in Paradise / 生存のエシックス」展に、かつて一緒につくった「微小重力環境のライナスの毛布」試作群を出したいというので、5月7日(金)午後、預かってもらっていた芸大資料館の収蔵庫で点検作業を行った。

大きな段ボール箱をあけると、玉手箱のように、7年まえの時間がよみがえってくる。
「きぼう」の芸術的利用の可能性について、宇宙航空研究開発機構 (JAXA)と行っていた共同研究"AAS"の研究報告会(2003年12月20日、芸大大学会館)で、これらの試作群を展示したのだった。
発端は、浩大といっしょに体験したパラボリック・フライト実験での発見と、向井千秋宇宙飛行士との会話だった。微小重力環境下での身体感覚の定位の補助ツールとして、手探りであれこれと試作した。(*)

「ライナスの毛布」は、あの報告会の3時間のあいだだけ人目に触れて、まもなく収蔵庫の闇のなかで長い眠りについた。
よもやまた、光のもとに引き出されることになるとは。

大半は異常なかったが、二つだけ少し痛んでいたので、持ち帰って補修することにする。
しかし、展示の1ヶ月間、ひとに自由に触らせ続けて大丈夫だろうか。
by peuleu2 | 2010-05-07 22:54 | アート
2010年 05月 06日
Sténopé
Le sténopé est un dispositif optique simple permettant d'obtenir un appareil photographique dérivé de la camera obscura. Il s'agit d'un simple trou, de très faible diamètre(0.3mm).

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総合基礎第二課題で、昨年に引き続き
ピンホールカメラを担当することになる。
説明とデモンストレーションのために、当日5月6日の朝、
またも特急で自作ピンホールカメラで撮影と紙焼きを行う。

今回はピンホールレンズを薄いステンレスと真鍮シールでつくり直した。
昨年よりきれいに焼けて、うまくステレオ写真になった。
モニター上で立体視するのはしんどいが。
by peuleu2 | 2010-05-06 23:14 | 写真
2010年 05月 04日
Tokoname
科研「土による環境造形とサスティナブルデザインの可能性」が通って、研究助成金がもらえることになった。
これで、「つちのいえ」や大枝アートプロジェクト、近代美術館での@kcua-cafeに多少の資金的な裏付けができて、ほっとする。
だが、やることは山のようにある。

それをかき分けるようにして、5月4日(火)、長谷川直人・堀香子夫妻といっしょに、つちのいえに参加する学生たちと常滑に土の研修に行った。
前から気になっていたどろんこ館の見学に合わせて、INAXライブミュージアムで個展開催中の堀香子さんの作品展も合わせて見学できる。
常滑も、学生たちとのゼミ旅行も、はじめて。なにせ学生時代からずっと独学と単独行の生き方だ。教師の自覚はいまだにない。
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どろんこ館の版築壁は、やはり鉄筋コンクリの躯体に貼り付けられた分厚い土の被膜といった感じで、それほど心は動かなかった。ワークショップでつくったという日干しレンガの壁も、「こあがり」という三和土の土間も、僕には上品すぎた。
ひるがえって、タイル博物館のコレクションは予想以上に質が高い。プリミティブなタイルの絵柄はやはり面白い。フェルメールの『牛乳を注ぐ女』の背景の17Cオランダの室内を再現していたのにはおどろいた。
染付けの古便器のコレクションも充実していて、デュシャンが見たら何と言うかと思った。

見学中、栢野紀文君に出会った。栢野くんは、岡大時代の教え子で、御野小学校での『百年の空』のワークショップも手伝ってくれた。
その後、彼は陶芸家の道を歩み、12年にわたって常滑に住んでがんばっている。
われわれを案内してくださったINAXミュージアムの磯村司さんが、僕のリクエストにこたえて、彼に連絡をとってくれた。まさに15年ぶりの再会だろうか。

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INAXのと対照的なトイレを、向かいの東窯工業のなかば廃墟化した工場で見た。
磯村さんが、わざわざ杉江重剛社長に連絡をとって見学させてくださったのだ。
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東窯工業は、現在、一部で砥石の生産を行っているが、工場の大半は長年使われないまま廃墟化している。
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昭和前期の時間が停止したような工場風景は、映画『20世紀少年 最終章「ぼくらの旗」』のロケ地に選ばれたというだけあって、息を飲む美しさと迫力に満ちている。

d0141644_1919558.jpgかつてはINAX(伊奈製陶)のライバルだったという。レトロな事務所の床や壁には、美しいタイル見本のモザイクが残っている。
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東窯工業の門の左手にあるスクラッチタイルの壁。
フランク・ロイド・ライトが帝国ホテルの外壁に用いたのと同じものだそうで、その煉瓦製作場の従業員が常滑の土管工場に移って伊奈製陶が創業された(1924年)。
この東窯工業もかつては同じタイル生産にたずさわっていたのだろうか。きっとヒトやモノの行き来も盛んだったにちがいない。
向かいの伊奈製陶が華々しく発展していく中で、こちらは人造砥石の生産に事業転換(縮小)したのか。
杉江老社長は、淡々と廃墟化した工場内を案内してくださる。
観光客でごったがえすINAXミュージアムと、静かな光に満たされた人けのない廃工場。
かつておとずれたアルハンブラ宮殿と、その向かいのサクロモンテの丘の盛衰の関係を思い出した。
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朽ちた土壁や、トタン、そして廃墟の空間を浸す光が、とにかく美しかった。
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杉江社長から砥石をいただいた。
砥石はアルミナからつくる。500番、1000番、2000番。
死んだ親父が、杉江社長のような人だったら。。。
by peuleu2 | 2010-05-04 23:57 | 観察