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2009年 12月 24日
déplacement de la terre 001
つちのいえのために、彫刻棟のまえに1年以上前から仮置きさせてもらっていた1トン土嚢4つを動かさないといけない。
加えて、来年は京都国立近代美術館の前庭に、土嚢をずらりと並べないといけない。
科研でも「動く土リサーチプロジェクト」というのを思いついて提出したし、このところ、土嚢のある風景が気になっている。
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MERP 001
place: 34°56'N, 135°40'E(京都市西京区大原野石見町、善峰川と丹波街道の出会い)
date: 2009/12/24

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12月24日、彫刻棟のまえに1年以上前から仮置きさせてもらっていた1トン土嚢4つを、つちのいえの作業現場に移す。

9月にフォークリフトの免許をとっておいてよかったと痛感。

塀の支柱の間隔は1m。土嚢の幅は1.2m。柱のあいだから土嚢は通らない。
結局、柵ははずさずに、リフトを上までもちあげて、パレットごと落とす方法をとることに決定。

芸大のトヨタ製のフォークリフトは、100%ゴムタイヤなうえ、2段階チルト式で、ツメの部分だけが動くようになっているすぐれもの。
道具はいいものをそろえよ、というものづくりの現場の鉄則が生きている。
ディーゼル用の軽油がなくなっていたので、秋山陽先生が買いに走ってくれ、長谷川直人先生がリフト操作を適確に指示してくれた。

ノーナンバーのフォークリフトに土嚢を積んで、大学のそとの公道を120mほど移動。
高さ2mほどの柵越えに、4つの土嚢を順に、ドサリ、と地面に落とす。

ずっと心配の種だったが、比較的スムーズにことを終えて、ほっと胸をなで下ろす。
これで、つちのいえの作業は、一つの山を越えた。

仕事であれ、人との関係であれ、
何事によらず、必ず「その日」はやってきて、「それ」は終わる。

(自分が作業していたので、写真記録は学生にまかす⇒*
# by peuleu2 | 2009-12-24 23:35 | 動く土
2009年 12月 21日
de Tokyo à Niigata
12月19日(土)、森美術館での「医学と芸術展」へ。
曰く、「医学と芸術が出会う場所としての身体をテーマに、医学・薬学の研究に対し世界最大の助成を行っているウエルカム財団(英国)」のコレクション展。
想像していた以上に面白い。半日以上、会場にいる。
ダ・ヴィンチのデッサンに見入る。
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会場で、クローンをテーマにしたパトリシア・ピッチニーニの作品のまえに、ぐうぜん同じく双子のような姉妹が。
パラレル現象に興奮する。

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夜、森美術館から国立新美術館へ。僕も恩恵にあずかった文化庁在外研修生の展覧会「DOMANI・明日展2009〜〈文化庁芸術家在外研修の成果〉」。
国立新美術館ははじめて訪れた。たしか黒川紀章の遺作だったか。
見学後、そのまま20:12発のときわ347号で新潟へ向かう。

新潟は、雪だった。
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「水と土の芸術祭」というのが、最近、同じ素材を使って制作していることもあって、気になって見にきたのだが、新潟は初めてで土地勘がなく、昨日から雪なので、屋外の作品はほとんど見れない。
王文志の『Water Front-在水一方』は、一度台風で倒壊したらしい。市民ボランティアが再建したと聞いた。
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雪で作品が見れないとはいえ、はじめての土地の歴史や自然現象は、作品なみに面白い。
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# by peuleu2 | 2009-12-21 23:08 | 観察
2009年 12月 18日
Montagne Fuji et Picachu dans un terrain vague
12月18日、東京に行く。
用件は、東京芸大での「実技系美術博士学位をめぐる諸問題に関する意見交換会」。
美術家に博士号などいらない。大学教員になりたいヤツがそういうものをほしがる。

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とちゅう、久しぶりに富士山を見た。

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清登白河駅から、東京都現代美術館に行く途中、空き地があった。
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そこになぜかピカチュウがいた。

夜、東京芸大でのミーティングと懇親会を終えて、フランス大使館での「No man's land」展へ急ぐ(26 novembre 2009 au 31 janvier 2010. L’entrée libre)。
ここでも作品以外の現象に魅かれる。まさしく、no man's land。
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# by peuleu2 | 2009-12-18 23:33 | 観察
2009年 12月 09日
OSAKA RPG
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11月のある日、木ノ下智恵子さんから連絡があって、阪大のコミュニケーションデザインセンターが主催する『旅カフェ「大阪RPG報告会」』にゲストで参加することになった。

旅カフェ「大阪RPG報告会」、とは何なのか?

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大阪の新しいイメージ発信をめざす“大阪旋風プロジェクト”の一環として、〈旅+アート+トーク〉イベント“OSAKA RPG”が実施されました。その報告会を、“旅カフェ”オープニングイベントとして実施します。

ゲスト:井上明彦(美術家、「新開地アートストリート2002」メインナビゲーター)、福田知弘(大阪大学大学院准教授)、小浦久子(大阪大学大学院准教授)
カフェマスター 金水敏(大阪大学CSCDセンター長)

※主催:大阪旋風プロジェクト

日時:12月15日[火] 18:00−21:00
定員:50名(当日先着順・入退場自由)
場所:アートエリアB1(京阪電車中之島線「なにわ橋駅」の地下1階コンコース)
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ということだそうだ。

ふわ〜と受けてしまったが、忙しくて、内容がちゃんとつかめていない。
木ノ下さんやrecipの久保田テツ君らが関わる阪大のCSCDが、「ラボカフェ」と称していろいろやっているのは聞いているが、出不精と多忙がたたって、見に行ったことがない。
それに、高校を卒業してすぐ大阪を離れたから、大阪のまちにじつはぜんぜん詳しくない。
京都よりは愛着のあるまちであることはまちがいないが、何せ親父に、「今日は街に出よう」といわれて、せいぜい天王寺に出た程度の野育ちだ。
実際に大阪を旅したチームの発見報告を聞いて、コメントする役だそうだが、どうしよう・・・・・
なーんにもコメントできないかも・・・・・人選ミスの気がする・・・・・
# by peuleu2 | 2009-12-09 17:05 | アート
2009年 12月 01日
calendrier pour 2010
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アートスペース虹の熊谷さんがカレンダー展のDMデータを送ってきてくれた。

英文データもついていたが、illustratorCSによるものなので、
ずっと使い続けているv.10であけるとこわれる。
疏水の案内板をつくるときも、業者とのやりとりに難渋した。
そろそろCSにしないと、限界か。
abodeのやり方は、社名に反している。
# by peuleu2 | 2009-12-01 10:04 | アート
2009年 11月 30日
jardin japonais Hekiun-so
11月30日(月)、午前10〜11時、南禅寺北にある碧雲荘庭園を見学する。

例の疏水扁額案内板デザインのご褒美だろうか、疏水事務所の岡本所長の特別のはからいによる。
非公開なので、これはたいへんありがたかった。

碧雲荘は、野村財閥の二代目・野村徳七が、自らの手でつくりあげた別荘で、1928年に完成。現在は国の重要文化財。
東山を借景にした広大な庭は、植治が担当(一期は7代目の息子・白楊、二期は7代目小川治兵衛)。
意匠とスケールは無鄰庵をはるかに凌駕、明治以降、最高の普請道楽と見た。

植治の庭はいずれも、琵琶湖疏水を引き入れることで、水がたえず流れ、さまざまな動きを各所に生み出している。借景にした東山(碧雲荘の場合は、南禅寺山)から直接、水がやってくるようにみせ、西から東へと、人里から渓谷への風景の変化を多彩にアレンジしている。
石をたてずに寝かせおくことも、それまでの伝統的な造園とはちがう。

文化財クラスの飛鳥時代の石の導水管を奈良から運び込んで、蹲踞に転用しているところなど、茶人・徳七と庭師・植治の、今では信じられない豪華なやりとりが目に浮かぶ。
「植治や、蹲踞にぴったりのいい石が飛鳥で出たぞ。これを使ってみい。」

燕庵の写しを含め、8件の茶室。随所にちりばめられた変わり燈篭。水に沈められた蹲踞。山を移す広大な水面に張り出す能舞台。巨岩につながれたように見せてある船小屋と屋形船「蘆葉舟」。。。

庭は、移動する身体と地形、視野の変化をつなぎながら、引用と転用、想起と見立ての錯綜体として構成される。
その手法に学ぶものは多い。
# by peuleu2 | 2009-11-30 23:49 | 観察